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第80回 BIO-ITの理論と実際~あらたな飛躍のとき:出版とコロナ対策~

2020/11/17 市 村 武 美

~あらたな飛躍のとき:出版とコロナ対策~

 

1.著作について

COVID-19の勢いが上まりません。2週間ほどで自然変異(ウイルス表目のスパイクタンパク質)を起こし病原性が変化しています。

さらに、北欧ではヒトからミンクをへた再感染(飛まつ感染強化)が報じられています。この変異ウイルスは、変異前にできた抗体の作用を受けにくくなるという新しい問題を起こします。開発中のワクチン(約190種)の有効性に疑間が抱かれているのです。COVID-19の体内の感染部位の多様性(特異性の広がり)など変異体の変化は想定外の速さです。

これらは、拙著にCOVID-19について取りげる上で苦慮し、予定よりはるかに出版が後れました。拙著については目次程度の紹介とし、「凶悪ウイルスに勝つ」の題名の理論と具体策について概要をお話しします。

書籍「なぜ水と磁場であらゆる病が癒えるのか 凶悪ウィルスに勝つ BIO-IT」

本の詳細は画像をクリック↑

 

2.現在のウイルスワクチンについて

主なCOVID-19ワクチンと米ファイザーのワクチン、メッセンジャーRNA(mRNA)という遺伝子に働きかける物質を使ったものについて以下をご参照下さい。

開発中の主なコロナワクチン

出典:日本経済新聞

今話題のワクチンはmRNAを通じて、体内で新型コロナのたんぱく質を作り、それを免疫縮胞が捕そくし記憶、抗体を作るものです。

強みは速い設計製造などです。弱点は使用実績なし、超低温(-70℃)保存・存輸送や抗体機能の持続4カ月程、高い製造コスト、抗体効率80%の確認などです。
前述のようにCOVID-19の素速い変異に対し、それに即応したワクチンの製造は技術的に不可能です。

 

3.ITワクチンについて

拙著の末尾に記載したものです。仮称ITワクチンは情報伝達ワクチンはであり、私の頭文字を使ったものです。このITワクチン製造の可能性があると推察しています。従来のワクチンとITワクチンの大きな相違点はウィルスという物質の使用か不使用かです。

異物(ウイルス)が体内に侵入するとtoll様受容体(細胞の表面にある受容体たんぱく質、ヒトは10種)がさまざまな病原体を感知して自然免疫(白血球の1種であるマクロファージ、NK細胞など)を作用させて異物を取り込み酵素分解します。このときウイルスの一部をウイルスの面に目印としてつけます。これをヘルパーT細胞が捕らえB細胞にこのウイルスの抗体を作るよう指令します。指令を受けたB細胞は抗体産生細胞(形質細胞)に変化し抗体を作ります。

しかし、最初の感染による刺激でできる形質細胞は数が少なくて、産生される抗体も量的に多くはありませんが、B細胞の一部は免疫記憶細胞として体内に長く止まります。ウィルスの認知→抗体産生指令(伝達)→再感染対応の記憶という生命現象です。

このウイルス認知はウイルスの物体なのでしょうか、ウィルスが発信する情報なのでしょうか。抗体産生指令は情報伝達です。免疫細胞の記憶は情報の記憶です。従来、これら異物一連の生命現象をシグナル伝達(環境中には刺激となる生化学的情報※生化学的シグナル、または単にシグナルという)と考えています。シグナルを伝達する物質(リガンド)はホルモン、局所的化学物質(サイトカイン)や神経伝達物質です。

BIO-IT技術では、これまでの研究成果から、これら一連の生命現象はThz波帯の電磁波であろうと推察 しています。そ して、ITワクチンの製造の可能性があると考えているのです。この開発法についてはノウハウにふれますの割愛します。

細胞性免疫と液性免疫

 

4.COVID-19対策

ウイルス対策検証の具体的実施をどう進めるかについて討議します。

以上

BIO-IT技術開発者


理事長の市村武美です。

1957年東北大学院農学研究科博士課程修了、農水省研究機関勤務、マルハニチロ(株)(旧大洋漁業)主管研究員、沖縄海洋博アクアポリス館長を経て、「生命と水」の研究に専心。「人工生命水」を開発、つづいて独創的な『BIO-IT:生命情報伝達記憶技術』を確立。

薬剤を使わず免疫力を強化し、一方では、ウイルスなど病原体の働きを制御することに成功。

その理論と実証研究をまとめた「BSE・凶悪ウイルスに勝つ」を出版、分子生物学から電子・量子生物学への進展切り口として関係学会に大きな反響を呼んだ。

現在、感染症諸難病の予防治療や安全安心無農薬無添加食品生産などの研究に挑戦。BIO-ITは特許第 4183800 号。

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